おたのしみ

『藤嶺叢書』第2巻の発刊にあたって

未来ある君たちへ
卒業生からのメッセージ!

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  藤嶺学園藤沢中学・高等学校は、平成27年(2015)に創立100周年を迎えます。その大きな節目に向けて学園の歴史をさまざまな視点から見つめなおし、その集大成として「藤嶺叢書」を刊行しています。
 アメリカの文明歴史家であり、社会思想家でもあるP・F・ドラッカーという人は「歴史にも境界がある。時代がある。
 時代が境界を超えると、社会的、政治的な風景が変わる」と言っています。
 「歴史の境界」とは何か。ある時、あることを境にして、時代の空気、風、うねりがガラリと変わり、気がつくと、世界の「風景」はまったく違っている。そんな歴史の”潮目”を言っているのだと思います。

 今回刊行する「藤嶺叢書2」は、二十一世紀を担う若い人たちに、大正、昭和初期の歴史の潮目に藤嶺藤沢で学んだ卒業生たちから、生徒会誌『藤嶺』に寄稿していただいているエッセイを『未来ある君たちへ、卒業生からのメッセージ』としてまとめさせていただきました。
 未来ある君たちに、戦中・戦後の激変期の倫理を経験し、育った世代の生き方を知ってもらい、混沌とした不安の”大海原”を漂流するのではなく、優れた創造力、逞しき意志、燃ゆる情熱、怯懦をしりぞける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心などの心の様相を抱き、打たれ強い生き方をする”人間力”を身につけてもらいたいと願っています。
 願いが叶えば望外の幸せです。
  
平成21年9月吉日
                              藤嶺学園藤沢中学校・高等学校 
                                      校長  濱谷 海八